第二章 メル友、はじめました

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お互いが逢いたくても今の関係を壊したくないから逢わない。逢うならお蕎麦屋さんで小杉さんは仕事場だし、私はお客だし、この関係だから保てているのだ。本音と建前を 、大人なんだから理解し行動しなければならない。小杉さんも分かっているからこそメールで本音を言ってくれたのだ。「 ありがとうございます。是非また主人とお蕎麦屋さんに伺いますね」大人な対応お互いがして、この関係が続けられているのだ。今回は乗り越えられたかもしれないけれど、いつかは逢いたくて逢いたくて、この関係が壊れてしまうのかもしれない。
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