第二章 メル友、はじめました

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「嫌いではないということは・・・??」小杉さんが私から‘好き’と言う言葉を待っているメール。メールだから大胆になれる。「‘好き’ってことです、言わせるなんて意地悪!」言っていいのか、ふざけてならいいか。そんな気持ちで送ってしまった。「僕は今後どんなことがあっても君を愛しています。ただ・・・僕が君を愛していると言いたかっただけなのに、ゴメン。でも忘れないで下さい、僕は君を愛してる。・・・返信は不要です。ちょっと君にメールと言う形だけでも触れたかっただけなので。またメールします。」もう何年も‘愛してる’なんて言われてない気がする。だから小杉さんの言葉は嬉しかった。だけど胸が締め付けられるのは・・・どうしたら良いのだろう。
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