第四章(最終章) サヨナラと。

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「ふふふ。大人ですね。」「 こんな時ぐらい年上らしいこと言わせてくださいね」「 小杉さんはいつも大人です頼りがいがある方ですよ」「 君にそう言っていただけるなら、とても嬉しいです。しかし・・ そろそろ電話を切りましょうか」 自分から言いづらかった、小杉さんから言ってくれた。 今度はお互いこの電話を切りたくないのは分かっている。でもいつかは終わりが来るのでタイミングを見計らいながらも、その勇気が出せなかった。 最後の最後まで小杉さんに甘えてしまった。
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