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「やはり俺が死神なんだな?」
有美の真意を確かめようとしていた。
本当は俺の耳にもあの言葉は届いていたんだ。
でも、俺を庇っての発言だと思っていたのだ。
「だから違うって言ってるの!!」
何故か有美がキレた。
「死神は私だよ。私が影なんだよ」
又又訳が判らない。
何で有美が死神なんだ?
「アンタが産まれる前から私は憑いていたの」
「えっ!?」
「アンタを死産にするはずだったからだよ。私の役目はアンタを始末することだった」
「っ!?」
俺は思わず息を飲んだ。
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