プロローグ

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「うわっ、女の子が降ってきたぞ!」 「これはひでぇ……。もう助からねぇな。」 周りにはざわつく人たちがうっすらと見える。しかし、段々とその姿も見えなく、声も聞こえなくなっていく。 ……自分の体が冷たくなっていくのを感じる。 (このまま、私は死ぬのね。) 自分の死を悟り受け入れる。 その時、突然目の前が真っ白になる。 「……よ。お前の命をここで終わらせるのは実に惜しい。……新たなる世界で大いにその才能を活かすがよい。」 謎の声が聞こえたかと思うと、再び私は意識を失った。
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