#2 はじまりの部署

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昼食の時間だってまともに取れない事も当たり前にあった。 昼食を食べようとしてすぐにレストランのオーダーが入ったりして10分くらいで切り上げることも普通にあった。 そんな生活をしばらく続けていたら、 身体は正直に、ガタが出てくる。 …でも、こんな事でヘコタレてたら駄目だ! 頑張れ!!甘えるな!!立ち上がれ、希菜子!! 給料は毎月手取りで13万円。 そこに、残業代などの記載はない。 それは、私が覚えるために残業してるから、 残業に含まれないということなのだろうか。 「休憩もなしに1日に15時間も働かせておいて、残業代も出ないなんて、ブラックじゃない?」 なんてまた父親は懲りずにいう。 それでも、私は、覚えるために残ってるんだから、残業ではない。と言った。 「そんなの理由になるかよ!休憩だって、法律で取らなきゃならないって決められてるんだよ!? それなのに、おかしいよ!!こんな会社、辞めた方がいいって!!」 「うるさい!!私が好きでやってるだから父さんは口を挟まないで!!」 疲れてるからか、感情制限が効かない。 それでも、自分がやってることを否定されて、 悔しかった。 親は子供の気持ちは解らないからね。 所詮は、他人事なんだよね。
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