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貰い物
12年前通りがかりのサンタさんから腕を抱えるほどの
プレゼントを貰った。
いつもはティッシュ配りばかりして閑古鳥が鳴いているのに、なぜかクリスマスの日は巨大な布袋をしょって、
都内のクリスマスツリーの下にいた。
「レディースエンジェントルマン。良い子のみんなに幸せだよ。来年もまた会おうね。」
入道雲を逆さにしたようなつけ髭をつけた爺さんは皺を寄せ笑ってきた。
「なんでいつもティッシュ配りしてお金無さそうにしてたのに今日はプレゼントたくさん抱えてるの?」
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