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ばさばさ音がする紙のあとにあらわれたのは無難な熊のぬいぐるみ。
つぶらな瞳をし、首元にキラキラした百均で売ってあるようなリボンをつけ、座るかんじであった。
「かわいい…!熊さん…!」
「まぁー。袋に入れても形がボコボコしてわかっちゃうわね。ゲーム機だったら簡単だったんだけど。ディズランドの帰りみたいになっちゃうわね。」
なんとかショッピングモールの袋につめ、頭部が剥き出しだが母が提げてくれた。
夜、少ない人だかりのなか電車に揺られ私は母の肩にもたれ眠った。
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