隠した刃

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「逃げちゃう?このまま、都内にいたら簡単に見つかるよ。しかも、犯罪都市の渋谷にいたらね」 和馬はランプの光りに照らされた新聞記事を見ながら持ち掛けた。 「どこに逃げたって同じだよ。でも、意外だな。僕の成績以外に興味がなかったくせに捜索願を出していたなんて」 「ずいぶん、親を信用していないね」 和馬は鼻で笑う。
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