新次くんは思ったより気が付く

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 新次くんは不思議な人。大学で同じアウトドアサークルにいた男の子。身長が低めで、眼鏡で綺麗な黒髪で、冴えない感じ。1年生の時はそんなに気になる相手ではなかったが2年生になってサークルの中で同じグループになった。 そして、意識をし始めた。  今日から新次くんのことを書き記していこうと思う  新次くんは思ったより気が付く  新次くんは講義の時一番後ろに座る。どんなに人が少ない講義でも。そして仲良し四人組で隠れてゲームばかりしていた。  残りの三人も同じサークルで3ばかならぬ4ばかと私は呼んでいた。  事の始まりは2年に上がり、一年生がはいってすぐに行われたサークルミーティングの ことだった。  大型サークルであるアウトドアサークルは年最初に活動班を決めていた。 各10~15人編成。一年間の活動の良し悪しが決まる一日だ。そんな日、私は体調不良で休んでしまった。  結果は1年生6人、2年生が7人という3年生のいないグループになっていた。4ばかカルテットと一緒。一週間後の集まりの時、同じグループに所属することになった友人というには距離の遠い結子と結子の親友である麻紀から教えてもらった。   そしてそのまま班ごとの話し合いが始まった。
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