プロローグ

2/2
前へ
/87ページ
次へ
 この世には光と影がある。  光があれば影ができる。  影が世界から明るさを奪っているのか、あるいは光が世界から闇を奪っているのか。  そもそも、光と影は対立する存在なのだろうか。  影の世界の住人と関わったばかりに、私の友人は手の届かぬところへ行ってしまった。  私は、彼女を見捨てた事になるのか、それとも救った事になるのか。  分からない…。  これは、私が体験した不思議な物語の記録である。
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加