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あれから何日経ったのだろうか?
食料も底をついた……
まずいな………
………ん?
馬車か………
金は食料で使っちまったから…そうだ………
俺は作戦の準備を完了して、馬車に向かう
「すみません。近くの町へ向かってもらえますか?」
馬車の持ち主は答えた
「あんた…金はあんのかい?」
服も汚れていて、いかにも浮浪者に見える俺を易々と乗せてはくれないのはわかっていた
「あるよ」
俺は作戦の袋を男に見せて、袋を振る
(ヂャラヂャラ)
男は目を光らせて、すぐに馬車を走らせてくれた
袋の中身が石だと言うことも知らずに……
さて、と……こっからどうするか………
捕まるか………きっと何ヶ月で出られるさ……
「着きましたよ!」
男の声で目が覚める。俺は男に無言で袋の中身を見せる
「っ!このくそガキがぁぁ!舐めてんじゃねぇぞ!」
俺は何発か殴られて、役所に引き渡された………
そこで待っていたのは、一人の女……
後々わかるが、その女は役所の幹部らしく、そいつが俺を……取り調べする相手だとか……
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