Prologue. あ か し

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私は、いつかここを離れて暮らすのだろう。 だから私は、残りの一年間、ここに居る仲間たちと楽しく暮らそう。 私がこの事を打ち明けたら、皆どんな顔をするだろう。 泣くだろうか。それとも笑うだろうか。 応援してくれるだろうか。 ここに私がいたことの証、 周りの木々の香り、教室の床の軋む音、黒の光る蜂、 その全てを、 私は、忘れない。
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