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「あ、ああっ、るか、くん! いいよ、すごく……いい……」
ベッドの軋む音と共に視界が揺れて、そのたびに俺の汗がおじさまの腹に落ちていく。肉筒を押し広げられる感触はたまらなく気持ちいいのに、俺が腰を動かすたびにうっとりした顔をするのが可笑しくて、そっちにばかり気が向いてしまう。
引き抜こうとすれば寂しそうな声をあげて、奥まで落とし込めば興奮の息が漏れる。
最高の景色だ。この瞬間のために身体を売っているといっても過言ではない。
「どう? 気持ちいい?」
「ああ……いい子だ、上手だよ」
「俺を買って正解だったでしょ」
おじさまが頷く前に、奥までずっぷりと飲み込む。硬く腫れ上がった熱い肉棒が、俺の秘奥をごりごりと抉った。
「……っ、ぁ」
攻めているのは俺なのに、たまらず歓喜の声が漏れてしまう。ココを擦られると弱くて、開いた足の中心でそびえ立つ俺のモノも同調して身を震わせていた。
もっと欲しくて、秘奥をいじめてほしくて。臀部を密着させて、ぐりぐりと擦る。
「あ、ここ、きもち、いい」
腰を振っているのは俺なのに、相手を無視して好きなものばかり食べるわがままな獣だ。
肉筒も秘奥も、男根に媚びる粘膜すべてを滅茶苦茶に犯されたら――きっと意識が飛ぶくらい気持ちいいと思う。淫靡に溶けた頭はそれを強請ったりもしている。
だけど、俺のプライドがそれを許さない。どんなに身体が求めようが主導権は手放したくないのだ。あと一歩のところまで来ているのに、そこまで乱れる勇気がでない。
「可愛いよ、流加くん。ああ……もう、」
おじさまの限界が近づいている。ぱんぱんに膨れて、挿れたばかりの時よりも熱くなっていた。
達したい、出してしまいたいと哀願する視線を向けられて俺はにたりと笑みを浮かべる。
ほら、屈した。一回り下のオメガに跨がられて、なんて無様な姿だろう。
「んぅ……いいよっ、出して、気持ちよく、させたげる……っ」
腰をうねらせて抽送を急かす。根元から絞りだすのをイメージして後孔を締めれば、おじさまの顔が恍惚に歪んだ。
水音、肌のぶつかる音。それからどちらのものかわからない艶めいた声。
欲をため込んだ肉棒を飲み込み、秘奥まで落とし込んだ時、おじさまは情けない声をあげた。
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