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 身体を入れ替え芳崎は座席に背を預けると、佳人のジーンズを引き下ろし、恥じらう佳人をなだめながら、それを両足首から抜き取った。  何も纏わない下半身を薄闇の中で芳崎に見つめられ、顔がこれ以上ないほど熱くなり、目がじわりと潤む。  芳崎はそっと佳人の脚を開かせ、自分の腰を跨がせるようにシートに膝をつかせた。しっとりとした大きな手に尻を掴まれ、双丘を揉まれると熱い吐息が洩れ、腰が揺れてしまう。  際どい割れ目まで指が侵入すると触れられてもいないのに前がドクドクと痛いほどに脈打った。トロトロ…トロトロ…と恥ずかしい汁が、高ぶり切った果実の先端から零れ落ち、尻の奥をまさぐる芳崎の手首まで濡らしているのが判る。  恥ずかしくて、恥ずかしくて、潤んだ佳人の眦からぽろりと涙がひとしずく零れ落ちた。それを愛しげに舌先で舐め取られ、柔らかく頬にキスされる。あまりにも優しい仕草に、愛されているんじゃないかと錯覚してしまう。  心にも身体にも全く余裕が無くなり、佳人はすがるように芳崎の名前を呼んだ。それに呼応するように芳崎は緩み始めた蕾にぐぅっと指を一本突き入れた。 「ああッッ」    衝撃にビクンと身体を震わせ、芳崎の両肩に置いた手を強張らせる。 「大丈夫か」  心配げな声にコクコクと頷く。違和感は凄いけれど、痛みはそれほど感じなかった。むしろ濡れそぼった穴は期待に満ちて、これ以上の侵入を待ち望んでいるような気さえする。  佳人の中を指で犯しながら、芳崎は自らの前を開き、欲望の象徴を取り出した。  暗がりでもはっきりとわかる昂りは、いつも以上に大きく漲っているように思えて、佳人はかすかに怯える。 (アレが、俺の中に……)  そう想像した瞬間、穴が指を食い締めるような動きをしてしまい、佳人はあまりのはしたなさに泣きそうになる。
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