この謎には決して立ち入ってはいけない……

3/6
前へ
/6ページ
次へ
黒い影に顔があるのかわかりませんが、ボクは笑っているように見えました。 そして、ボクの悲鳴を残して、黒い影はボクを捕食し始めました。 先輩方や紫、流華は理科室の外から姿を消していました。 「だ、誰か!助けてくだ…………」 ~秋水END~ 第三の噂~Yukari~ この学校の第三の噂、音楽室にあるピアノが誰も居ないのに鳴りだすんだって。 そのピアノの音を聴いたら次の姿の見えない奏者になるらしいよ。 「ここが音楽室ね」 「悠太、ここは誰が行くんだ?」 「ピアノにちなんで紫だ」 紫は最初、嫌だっていったけど、ピアノは好きだから音楽室に一人で残った。 紫のお兄ちゃんみたいな存在の伊織は心配そうにしてくれたけど、紫、頑張るよ。 そしたらね、噂どおりにピアノがひとりでに鳴り始めたんだ。 その音楽は、紫が得意としていて、恐れているエリーゼのためにだった。 紫はとっさに手で耳を塞いだけど、音楽は耳に入ってくる。 すると、紫の意志じゃないのにピアノの椅子に座っちゃったんだ。 あぁ、次は紫が奏者なんだと思ったよ。 だから、紫はエリーゼのためにを弾き始めたんだ。 皆はもう、音楽室の前から居なくなっちゃった。 「紫、伊織を守ることが出来たよ」 ~紫END~ 第四の噂~Ruka~     
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加