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「あ、ありがとう。……ばり嬉しか。……うん。あたしでよかったら、一緒におらせて……?」
「おう! こっちこそありがとう、カンナ。商売をやって大儲けしような!」
「……うん。……うんっ! ……えへへっ。弥五郎、あたし頑張るばい!」
白い歯を見せたカンナは、とても愛らしかった。
最初のツンツンぶりはどこへやらだ。
……でも、こうして彼女が少しずつでも笑顔を見せるようになってくれたら、それはいいことだよな。
かくして俺は蜂楽屋カンナを仲間に加え、いよいよ津島へ向かうのだった。
……そして。
そこでは、ある戦国武将との、意外な出会いが待っていた――
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