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……よし、やったぜ。イノシシ退治の仕事を手に入れた!
報酬はわずかに、銭1貫と米1俵。しかもその半分だ。
しかしそれでも、千里の道も一歩からだ!
カンナの言う通り、この仕事をきっかけに、商売のきっかけがつかめるかもしれないしな。
俺とカンナは、思わず顔を見合わせ、目を細めたものである。
翌日。
俺、カンナ、滝川一益、あかりちゃんの4人(と馬1頭)は、海老原村へと向かった。
『もちづきや』は確かに破格の宿だった。
素泊まりで、ひとり1泊20文。俺とカンナで40文しかかからなかった。
板張りの部屋に、雑魚寝という環境だったがこの値段なら充分だろう。
いちおう、部屋の中についたてはあったし、なによりも夜露が凌げれば充分だ。
《山田弥五郎俊明 銭 5貫260文》
<最終目標 5000貫を貯める>
<直近目標 海老原村のイノシシを退治する>
商品 ・火縄銃 1
・陶器 3
・炭 20
・早合 4
・小型土鍋 1
ちなみに昨晩と今朝の食事は、小型土鍋で炊いたヒエである。
あかりちゃんが、サービスで少し分けてくれた漬物も食べたけど。
あれはうまかった。
「昨日はいろいろと悪かったな」
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