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「ありがとうございます」
「満足だ。……代金は18貫だったな。……支払おう」
佐々さんは馬に載せていた荷物の中から、袋を取り出して俺にくれた。
中には――おお、銭がたくさん入っているぞ!
約束の18貫だ!!
《山田弥五郎俊明 銭 18貫742文》
<最終目標 5000貫を貯める>
商品 ・火縄銃 1
・陶器 3
・炭 18
・早合 2
・小型土鍋 1
・米 15
「ひゃー、きたきたきた! 永楽銭ばい、弥五郎! 打平あくせん一枚さえ混じってないピカピカの永楽銭ばいっ!」
カンナは銭を見て大はしゃぎである。俺は苦笑した。
「…………(きらきらきらきら)」
佐々さんは、輝くような目で早合数十発を眺めている。
オモチャを手に入れた子供のようだ。
滝川さんは、そんな佐々さんを見て笑った。
「ずいぶんと楽しそうだなあ、佐々」
「…………(こくり)」
「その早合50の中には、オレが作ったやつも入ってるからな。大事に使えよ」
「…………(眉毛八の字)」
「って、おい。なんだその残念そうな顔は! 山田がちゃんと太鼓判を押した早合だ。品の質に問題はねえよ!」
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