第五話 シガル衆

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 雨はますます激しくなり、地面がびちょびちょにぬかるみ始める。シガル衆は悪天候に慣れているのか、平気で攻撃を続けてくるが、村人たちはたまったものではないらしく、やられ始める。  父ちゃんも、火縄銃が使えなくなってお手上げのようだ。退却を開始している。  ……マズい。これは本当にマズいぞ!  俺の中に、敗北。  そして、死の予感が芽生え始めた。
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