プロローグ

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リィーが最後の力でウニバルゾを救う直前 『風の民』と大臣の妻、ナミはあちらこちらにある空間の穴を治していた。 「お母様あれはなに?」 一緒に乗っていた娘のセナがつぶやき横を向くと鳳凰のような鳥が舞っている。 「ティティーの王女さまよ。間に合わないかも......」 「ナミちゃん、リィー様の気配がするってラベが騒いでる。」 薄むらさきの小鳥がユンの回りを舞っている。 金色の光は強くなっている 「ダメだ間に合わない。」 光が強くなる ナミの横から黒いもやが広がる。 「ユン離れて。」 細い空間にナミはのまれた 「フェニックス、私はいいからセナを連れていって。」 とまどう風魔鳥と娘を離しナミは闇にのまれた。
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