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「あっ...だめぇ...そんな...」
ある眠らない街のホテルの1室に肉付きの良い娼婦の甘い嬌声が響く。
「あっ...あっ!...はぅぅぅ...」
娼婦の内側をまさぐる長くて しなやかな指がうねうねと秘部に滑り込んで行き 敏感なポイントを探り出し優しく 激しく刺激する。
この部屋に呼出されてもう何回果ててしまったことか。この客は女のツボを熟知している。仕事で情事を重ねる娼婦だがこの夜はかつて味わった事の無い快楽に溺れていた。
「はぁ...はぁ...!!きゃうん...!!」
指を抜いた客は今度は舌で舐め回し始めた。快楽の大津波に交尾している犬のような声が出る娼婦。
ピンク色の喘ぎ声を上げている女の股に顔を埋めている女の要点を知り尽くした客。それもそうだ 客も女だからだ。それもとびきり美人の客。
彼女は昂っていた。仕事の後はいつもそうだ。体が火照る 股ぐらは疼いて汁を垂らし 脳味噌は過剰な程冴え渡り、先程の仕事の疲れは既に忘却の彼方に押しやられ 眠気など嵐に吹かれる糸屑の様に吹き飛んだ。
そんな彼女を慰める事が出来るのは好みの女の体のみだった。仕事の後は女を抱く。それも肉付きの良い包容力のある女が最高。
それが彼女の飽くなき欲望だった。
彼女の激しい責めにぐったりとする娼婦。その恍惚の表情に彼女の理性はすぐに消し飛んだ。
秘部から顔を離し そのまま娼婦に熱い口付けをする。もう娼婦はなすがままだ。
「はぁぁ...たまらなく可愛い...さぁもっと気持ちよくなりましょう...」
そう言うと彼女は力の抜けてだらりとした娼婦の足をガバッと持ち上げ大股開きにし そこには己の体を絡ませ互いの濡れた秘部と秘部を擦り合わせる。
「いやぁぁ...気持ち良すぎて...おかしくなっちゃう...」
「いいわぁ!もっと気持ちよくなりましょう!!!」
彼女の激しい腰使いにクチュクチュといやらしい水音がホテルに鳴り響く。
二人の嬌声と熱気で部屋はむせ返るほど淫靡な雰囲気だ。
彼女は幾度も幾度も娼婦と交わる。これが仕事を終えた彼女のルーティン 彼女の自分への報酬 自分の欲望の捌け口。
絶頂に達した時 その快楽に同調して彼女の影が大きく より黒く澱む。まるで餌を貪り成長したかなのように
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