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さてさて、僕は、異世界に行くことができるのでしょうか・・・。
いよいよ、エレベーターは上昇しています。
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いよいよです。緊張してまいりました。
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ついについに、着きました。
10階です。
(ピンポーン 10階です)
エレベーターのドアが開きました。
うわっ、なぜかフロアは真っ暗です。
ここは、もう異世界なんでしょうか。
エレベーターが去って行きました。
暗くて何も見えません。
ちょっと携帯の懐中電灯機能で照らしてみます。
うーん、エレベーター前のエントランスから構造上、まっすぐに部屋が並んでいるはずなんですが
ここにはエントランスしかありません。何だか真っ暗な箱の中のようです。
周りを照らしてみます。
側面です。
うわあっ!
「お兄さん、何してんの?」
こ、子供が・・・壁から生えてる?ウソッ!
「僕は生えてるわけじゃなくて、立ってるつもりなんだけど?」
物理的に、ありえない。壁に立つなんて。
ゆ、幽霊?
「うーん、それとも違うかな?」
ねえねえ、ここは異世界なの?
「うーん、違うかな?」
君は、誰?(ずいぶんと古臭い服を着てるな)
「ずいぶん前にここに来たんだよ。」
いやいや、話がかみ合ってないんですけど。
「あ、お兄さん、エレベーター来たよ?」
あ、本当だ。エレベーター来た。
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