episode226 夢のつづき

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episode226 夢のつづき

四方を取り囲むグレイの壁。 「なあ――もういい加減吐いたらどうだ?」 僕の神経を苛立たせる為だけに目の前の男は 無機質な電気スタンドの灯りをチカチカと点滅させているようだ。 「――おまえがやったんだよな?」 低く優しい声音は どこかを享楽的な響きを含んで僕の耳元に囁く。 「お楽しみの最中に、自分が何したのか覚えてないのかよ?」 唇がひどく渇いて 少しでも動かすと割れてしまいそうだった。 それで僕はただ小さく首を横に振った。 「だったら思い出させてやるよ」 眼光の鋭い四十前の男は 僕の唇を挑発的に凝視したまま言った。 「おまえはベッドで男の身体を切り刻み、一物をちょん切った挙句そいつを――」
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