Act.8

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「やっぱり二人は一緒にいたんだね」 「……まぁ今はそれより早く千波ちゃんに連絡してあげろよ。 面会出来るのは午後からだから、一眠りしてから出直した方がいいって」 「……分かった」 しぶしぶ頷いて、私はポケットに隠した携帯を取り出し、千波に電話をかける。 「あ、千波? もう病院つく?」 「あと5分くらい」 「あのね、今恭ちゃんと会って、面会は午後からだから出直した方がいいって」 「それは分かってるけどさぁ……やっぱ大吾さん心配だし」 「うん……それは私も言ったんだけど……」 そう言いながら、横に立つ恭ちゃんにチラリと視線を送ると、私の手にあった携帯は抜き取られる。
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