第3章 超えられない壁

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この時 感じた気持ちは 嬉しいとか悲しいとか そんなものでは言い表せないものだった。 笑琉:俺…外に出てくる。 静かに立ち上がり 少し彼女と目を合わせた。 彼女はうん。その一言で終わった。 虚しさに身を任せて どこまでも歩いたどれくらいの時間が過ぎたかは わからない程あるいた。 笑琉:はぁ… 認めてもらえてない俺が何処を喜べばいいんだよ。 わかんない奴だな。 そんなことを言いながら 歩いていた時 ガラの悪そうな奴が3人ほど目の前にいた。 笑琉:だりぃ…な。 イヤホン越しに聞こえる 気持ちの悪い笑い声 知らぬ顔で通り過ぎた時 時間が止まった…。 不良a:邪魔なんだよ… ドカッ… 蹴り飛ばされ車道に転げた その時のことはよく覚えている。 長々しい喧嘩なんてしたくなかった だから全てを一撃で終わらせた…。
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