第3章 超えられない壁

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次の日の朝 変わらず彼女はベッドで寝ていた。 朝からあまり喋らず日を過ごしていた。 彼女:なんか食べる? 笑琉:別に そんな冷たく寂しい会話に嫌気がさしたのか 彼女は再び寝てしまった。 夜になり 改めて話をした。 笑琉:俺はね… 反対されているし かといって自分達の子を任せようとは思わないし それで嬉しいとか思わないだけ。 彼女:そっか。 笑琉:逆の立場でも喜べる? 俺の母親が反対してたのに 子供は全部任せてって 言われて喜べるの? 彼女:悲しい。 笑琉:じゃあ 同じなんじゃないの? 俺も喜べないのは… 彼女:うん…。 ごめんなさい。 価値観の違いとか 不平不満とか マタニティーブルーとか そんな事をフラットにして考えて 2人でたどり着いた先が正解じゃないかな? 私はそう言って 彼女と再び二人三脚することを決めた。
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