0人が本棚に入れています
本棚に追加
...
「うっ...」
全開の窓から注がれる太陽。
それを背中に浴び、その熱で起きる僕。
今日もいつもと変わらない一日が来た。
いや、いつもとは違う一日の始まりか...
隣にはあの子が寝ている。
もう永遠に起きてくれないあの子。
だから、あの子との約束をあの子抜きで叶えなければならない。
「頑張ってみるよ。だからそれまで見ててね!」
返事がないのはわかっている。けど、彼女に満面の笑顔で言った。
その時、窓から再び光が差し込んだと思うと動かないはずの彼女の顔が「頑張れ」と言わんばかりの笑顔で笑っていた。
最初のコメントを投稿しよう!