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仕方がないので、攻撃が始まる前に彼女たちのコミュニティーからは離れることにした。
別のコミュニティーからはじき出された「しゅり」と入れ替わるように、私は新しいコミュニティーに入り、しゅりは4人との毎日を過ごし始めた。
しばらくして、私はしゅりと食事をした。
彼女は4人との毎日を教えてくれる。
「かおるは、コミュニティーの中で完全に浮いている。強すぎて、みんなから受け入れてもらえないみたい。」
ほどなくして、かおるはコミュニティーから追い出され、新しいメンバーが加わった。
また数ヶ月して…。
「まりあは、別のコミュニティーに逃げていった。あの明るさが鬱陶しがられたみたい。」
さらに、数ヶ月…。
「ゆいも、ついに外されたみたい。くよくよ悩むのもいいかげんにしないとね。」
そして、ついに…。
「さなは、すごいよね。今のメンバー、リーダーとしてしっかりまとめてるよ。
ただ、彼女に逆らったら、終わりだけどね。…ここだけの話、みんなそう思ってるよ。」
決して声を出すことのなかったさなが、どうやってみんなを操っていったのか…
どんなに考えてみても、想像できない。
みんな、強い。
ただ、それだけしか言えない。
-終わり-
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