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「ホンでこれ。サトノゴールドとチョメ。これもまた、怖い。春秋天王賞連覇狙い」
チョメさんは頭脳派だもんなあ。
「サラ。もし今チョメは頭脳派だからなんて考えてんなら、ちょ~っと違う。アイツはとんでもない技を持っているんだ。」
技?
「私三回乗って貰ったけど特には」
技っていうのは感じなかったけど。
「あっまーい!そりゃお前に色気がなかったからだ!」
「うっつぁーし!うっつぁーし!」
首をぶるんぶるん
この技はチョメさんから教えてもらったもん!
「うっさいわサラ。アイツはな。コマシだ。タラシだ。」
無言で先生の頭を前足で振り抜く。
「何しやがる!」
「いくら先生でもそれはダメでしょ。彼は亀だけどカメ頭だけど、まあカメってるけど、新婚さんなのよ、れーむさまに失礼よ!」
「それはそれこれはこれ。男には男のモノがある。因みにアイツはオンナしか乗らん」
「チョメが乗るとダメダメな子も、中々いい感じになるんだよなあ。まさにオンナゴロシ」
「うひゃひゃひゃ」
そうか、もう一回か。モモもまとめて蹴り倒す!
「わ、ごめんよ、サラ。巻き添えは、やめて」
おやコメツキバッタももだ。
モモが可愛く謝るからしょうがない。
だけど振り上げた蹄はどっかに降り下ろさないと。
「先生、覚悟!」
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