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風磨は困った。
風磨は子どもが苦手である。
子どもは身勝手で話を聞かないし、話題もコロコロ変わる。
それに小さい子どもは勝手にどっかに行ってしまう。
以前の依頼でも子どもをしばらく預かった事があったが、少し目を離しただけで何処かに行ってしまい散々探した事があった。
その時は幼なじみの○○が世話をしてくれて、
何とか依頼をこなせた。
そういった経緯があり、風磨は子どもが苦手である。
そして目の前にいる女の子はその苦手なタイプだと
風磨は思った。
ましてや5日も預からなければいけない。
しかも風磨一人で。
○○は依頼で出掛けていて、
○○は事件で忙しく、連絡しても出ないだろう。
風磨はどうしたら声を掛けたら良いのか狼狽えていた。
「ねぇ、この本何?」
事務所の奥にある風磨が普段使っている机にあるマンガ本を手に取り読んでいた。
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