一章 黒炎の心優しき魔王

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コンコン ドアがノックされ声が響く 「マスター、今よろしいでしょうか?」 「フレイルか、良いよ入って」 そう言ってドアを開けフレイルを部屋に入れる。 「マスター、先程ここから少し先に島が見えました進路を変更するかを ロックさんが聞いて来いとおっしゃったのでいかがしますか?」 「そうだな、取り敢えずその島に寄ろうか俺も行くよ」 そう言って服かけに掛けてある上着を取って羽織ると フレイルと一緒に操作室に向かった。 最近解ったのだがこの都市は一つの舟のような物らしい。 簡単に言うと水陸両用の都市つきの舟となるのだが、、、 この都市はオートでの進行とセルフの操作があり現在はセルフでの操作にしている。 等と考えている内に街に出ると 二人の子供達が挨拶してくる。 「クロ兄おはよー!!」 「、、、よう」 「おぅ、リック、セリエおはよう」 確か農家のロエルさんの所の兄妹だったと思う。 「クロト兄、、、何処行くの、、、?」 妹のセリエが珍しく一人で話し掛けてくる。 そう言えばこの子周りに男しか居なくてちょっと怖い思いしたんだっけ、、、 それでフレイルやリリーに遊び相手してもらってる訳だ あのファルトは例外だが、、、
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