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ー病院手術室前
ーウィーン
「一命を取り留めましたが精神的に不安定になると思うのでカウンセラーの許可がおりるまで入院です
」
「分かりました。ありがとうございます」
「いえ、あの子のことをちゃんと見てあげてください」
「はい」
「依月、お前姫の親に連絡してくれない？」
「出来ない…連絡しても来ない」
「は？親なら普通来るだろ」
「そうだな。でも、来たら雄姫の精神がもっと不安定になると思う」
「そっか、じゃあお前があいつの実家にいって生きてることだけ説明して」
「出来ない」
「なんで」
「俺は、雄姫を追い詰めた。だからこそ親には会えない」
「でも、姫が今必要としているのはお前だ」
「なんでわかる」
「俺たちが風呂場に行った時姫が一番に名前を出したのがおまえだった。だからこそ、いけ」
「わかった。行ってくる」
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