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ー依月side
ーピンポーン
「はい」
「高畑雄姫くんの友達の真海依月と申します。雄姫くんのことについてお話があります」
「分かりました」
ーガチャ
「どうぞ」
「お邪魔します」
「それで、うちの雄姫がどうしたんだ?」
「はい、先ほど雄姫くんの家に行くと、雄姫くんは自殺を図っていました。 それで、俺が行くと同時に意識を手放しました。それから救急車では運ばれて命は取り留め病院に入院しています。ですが現在精神が不安定な状態で、その原因がお父さん方だと思いお見舞いを控えていただきたいと思い、命を取り留めたことをご報告にまいりました」
「………雄姫がそんなに抱えていたとは」
「それは本心ですか?」
「もちろん、今までの事を悪いと思っている」
「そうですか。では、雄姫くんが落ち着いて退院できたら連れてきますのでその時に話し合ってください」
「あぁ、もちろんだ」
よかった、ほんとはいい人なんだ
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