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ー雄輝side
「よっ」
「依月、今日は聞きたいことがある」
「なに?」
「あのね、よくわからないけどもう1人の俺がね、なんであんなことしたの?って聞いてる」
「……その事ね」
「言いにくいならゆっくりでいいよ」
「ありがとう……雄輝、俺は前、お前に大切な人だって言ったよね」
「うん」
「それはね、恋人だったんだ。でも俺はお前を大切にするって決めたのに、浮気をしてしまった。それはお前が好きで不安だったからなんだ。雄輝は男から見ても綺麗だからいろんな人が狙ってた。だからすごく不安だった。浮気をしたら他の人には目が行かないかなと思ってしてしまった。ごめん。信じてもらえないかもだけど、本当に好きだったのはお前だけだった。お前に別れよって言われてから気づいた。だから俺は繋がってた人の連絡先をお前と信良以外全部消した」
「うっ……頭痛い」
「雄輝?大丈夫か」
「うっ」
ー数時間後
「……んっ…依月?」
「雄輝、目が覚めたんだな。よかった」
「……依月俺、思い出したよ」
「そっか、聞いてくれ。俺はお前が好きだ。愛してる。だからもう一度付き合って欲しい」
「……さっき言ってたことはほんと?」
「あぁ、本当だよ」
「じゃあ、次浮気したら俺今度こそ死ぬからね」
「あぁ、今度こそ間違えない」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
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