第14話 情炎

22/35
前へ
/698ページ
次へ
「ハァ、ハァ、ハァ、最高だよ。香澄」 悠治さんは倒れた私に優しく抱きしめたが…… 「えっ?ちょっとっ!!いきなり動かないでぇぇぇっ!!」 私を抱きしめたまま、夫は腰を動かし始めたのだ。 「あっ、あんっ!いやんっ!悠治さんっ!キスゥ」 喘ぎ声を出しながら、私は愛する人とのキスを求めた。 それはさっきまでしていたキスよりも熱く、そして情熱的なキスだった。 「あっ、あぁぁんっ!!」 私はまた果ててしまったがこれで終わりではなかった。 今度は後ろから激しくつかれ、私も夫も歯止めが効かなくなるくらいに乱れた。 恐らく、悠治さんも溜まっていたのか、動きを緩めることなく激しく私の秘部を突き続けた。 私はそんな夫の愛を全身全霊で受け止めた。 しかし、もう私も身体の限界が来ていた。 それは夫も同様で最後に私を抱きしめながら腰を動かし続けた。 それは最後に気絶しそうな勢いのある動きだった。 私は気絶するのが怖くなってしまい精一杯、夫の汗だくの背中にしがみついていた。 「香澄っ!」 「あなたぁァァァ!出してぇ!あなたの愛を私にぶちまけてぇぇ!!」 そして……… 「あぁぁぁぁんッ!!!」 昇天しながら秘部から温かいものを感じた。 終わった後、身体全体が言うことが効かないくらいに痙攣していた。 息が切れ、目の前が真っ暗になりかけていた。 「ハァ、ハァ、ハァ、悠治さん…………大好き………」 私は愛する人に激しいセックスを提供してくれたお礼と、愛の証のキスをして、夫に抱きついたまま気を失った。
/698ページ

最初のコメントを投稿しよう!

604人が本棚に入れています
本棚に追加