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「愛してるんだ……誰よりも。今でも……」
僕は、僕の跨る下でぐったりしている尚を見つめた。
彼女の顔がぼやけている。
僕はどうやら泣いていたみたいだ。目をぎゅっとつぶると、僕の涙が彼女の口から溢れる涎にポタポタと音を立てて混ざり、首筋へと垂れ落ちていく。
僕はそれを手の平ですくって、Tシャツの裾で拭った。
ツーンとアンモニア臭が鼻に付くのを感じて、首を後ろに回して伺うと、尚のベージュ色のパンツの太ももの部分が茶色に変色していた。
僕はぼんやりと、あぁ、首が締まるとオシッコを漏らすというのは本当なんだな、と思った。
視線を戻すと、彼女は薄く目を開けて天井を眺めている。
尚はいつも薄目を開けて寝るもんな。ーーー僕はいつもやっていたようにそっと瞼を押して、その瞳を閉じさせた。
「尚、綺麗にしてあげるな」
僕は尚の上から退いて、パンツを脱がせた。
冬用の厚手のパンツは、オシッコをなかなか吸収してくれず、ズルリと腰からスライドさせると、オシッコも一緒に床を這って行く。
僕は洗面室からバスタオルを持ってきて、床を綺麗にした。
そして、濡れたパンツをバスタオルに包み、洗濯機に放り込んだ。
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