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第二章「時の流れと空の色」
新潟県に属する佐渡島は、新潟県西部にあり、面積は約800キロで、旧ロシアより返還された北方領土や沖縄本島につぐ大きな島であり、『佐渡火星再開発計画総合学園都市』の設立が決まると多くのエンジニアや宇宙を目指す学生達が集まり、人口は20万人になる。
島の南中央部に位置をしており、学園都市計画施工の時に町名が、『天続橋』(あまつぐばし)と変更されたくらい、この計画には力を入れている。
島の南側先端にロケット発射台や各向上を密集させた形になっており、学園は危険区域と呼ばれる工場群からは少し離れた高台に位置している。
この時期は高等部から大学部の進学の関係で、妙な緊張感が漂っている。
ソラの通う、佐渡火星再開発計画総合学園高等部では、宇宙関係、特に火星再開発に関わるという将来が明確である為に、エスカレーター式の学校で、将来の道はおのずから決まっているが、もちろん学べる学部は定員が決まっている為に、3年生にもなると特に緊張感が強まる。
特に宇宙船開発工学に関わる人気の学部は倍率が高い為、受験の成績で将来が左右されるのはどこも同じだった。
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