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聖 瀬奈【ヒジリ セナ】鏡子の同僚は目線を左上にやり考える
「んー、鏡子ちゃんの口の中なら見てみたいかもぉー!」
「イヤよ」
ぷいっと顔をそらす鏡子に聖はチャチャを入れる
「アハハ、ヤダァ照れちゃったの?真面目な上にウブなのぉ鏡子ちゃーん!んーチュッチュッ」
口に手をやり投げキッスをする聖
酔っ払って少々ウザくなっている聖の隣に座る後輩の瀬名 翔吾【セナ ショウゴ】が会話に入る
「でも、淡瀬先輩って確かに真面目ですよね。会社でも淡瀬先輩のデスクは常にキレイに整頓されているしペットボトルだっていつも中を洗ってから捨てますもんね」
「アハハ、そこまでいくとちょっとウザイよ鏡子ちゃーんーチュッ!」
「いや、今の聖の方がウザイって…瀬名君、ちょっと聖を落ち着かせてなさい」
鏡子の隣に座る津久見 洋子【ツクミ ヨウコ】がなだめさせる
「でもさぁ、鏡子って確かに真面目ってイメージあるけど他にもなんか心霊物に弱いってイメージもあるよね」
ピクッと片眉が上がる鏡子の挙動を見逃さない飲み仲間の3人
「べっ別にそんなんじゃ…弱いって言うより興味がないってだけよ。」
そう言うと、一口お酒を飲みグラスに付いた口紅を親指で軽く拭き取り、紙のおしぼりでその親指を拭く
「ふーん…興味がないんだぁ」
口紅を拭き取っている鏡子を含みのある微笑みで見つめる津久見洋子の顔はお酒に酔っているため、ほんのり赤くなっていた。
「な…なによ」
なんとなくイヤな予感がする鏡子
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