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出会い
「・・・それでは、今学期も頑張りましょう。
生徒代表、多川 世那。」
今から、2学期が始まる。
高校入ってから、2度目の秋。
此処は、男子校。
昔は、金持ち限定だったが、数十年前に一般も入れるようになった。
だから、生徒会長である世那は、一般家庭の出だった。
生徒会長になったのは、全てにおいて一位を取るほど完璧だったのだ。
顔は、可愛い顔をしていて、でも、立ち姿はとても堂々としていて男らしかった。
だから、男からも女からもモテる。
そんな 世那は、新学期の始まりの挨拶をした。
「お疲れ様です。」
「お疲れー。」
終わって、壇上を降りた世那を、生徒会のメンバーが労う。
そんな中、担任の先生が世那を呼んだ。
「おい、多川。
ちょっと、良いか?」
「はい、何でしょう?」
そうして、連れて行かれたのは、理事長室だった。
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