第1章

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天気は気持ちが良い日。 午前九時のことである。 経営する店である生姜黒糖のメニュー一つ一つを見ていく。 営業時間になってすぐにお客が来るのは、営業前から何時間も並んだスマートホンショップや数分並んだラーメン屋だと思う。 おいしい料理、ヘルシー料理をふるまいたい。 加工食品を買って食べる方がラクで早い。が、陳列された野菜たちはいつ買い求められるのだろう。そればかり思っている。 節々になにか提供したい。 加工されたものたちもまた、作り手が多く作るから余る日々であろう。 それを食品ロスと呼ぶ。 そうした食料が、消費者の手に渡り口に放り込まれ胃に収まることをせつに願っている。 image=507949689.jpg
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