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家へと続く建売住宅専用の私道を入るとバタンと車のドアを閉める音がしてビクリと肩が震えた。
かなり遅い時間だから、まさか人がいるとも思わずに油断した。
はす向かいの小橋さんのお兄さんの姿が暗闇からヌボっと現れた。
ペコリ。
頭をさげて小さな声で
「こんばんは」
と挨拶をすると、
「おっ、おぉっ」
と小橋さんのお兄さんが片手をあげて小さく振った。
そのまま私は自宅の開けっ放しの門を通過して、玄関を開けた。
2日連続の忘年会での飲み食いはそこそこ楽しかったけど、お腹が重い。
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