266人が本棚に入れています
本棚に追加
「お、おまえ、何……っ、し、仕事中……だぞ……! 誰かに見られたら……どうす……っ」
しどろもどろの言葉に、隼人は余裕で片端を上げる。遠矢を虜にする唇の。
「誰も見てないし、こんなに暗くちゃ見ようにも見えないだろ」
「だ……だからって……こんな、おっさんに……バレたら、何言われるか……っ」
「新人が入る度に同期だって思われてた奴がうるせえよ」
笑い飛ばして、隼人は歩を再開した。
「救急車来てるぞ。痛そうな顔」
最初のコメントを投稿しよう!