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「…いたい」
ぶつかった衝撃で俺とその女の子はギャグ漫画のように木の下でぶっ倒れていた。
なんで…?
今日快晴じゃないの…?女の子が降ってくるなんて天気予報で言ってなかったのに…
「あいたたたた…」
ほどなくして俺の上に落ちてきた女の子は起き上がった。
「…おい」
「ああ!ごめんなさい!大きな声出してうるさかったよね!?」
違う、そこじゃない。
「お前…親に知らない人に落ちたら謝るって教えてもらわなかったのか?」
まあ俺もそんなこと教えてもらった覚えはない。
「あ!そっちか!」
どっちもねえだろ。
「ごめんね~いや~カテゴリーお笑い・ギャグじゃなきゃ死んでたね!あははは!!」
よし殺そう。
俺はむくっと立ち上がると、そのまま両手で女の子の首を絞めた。
「ぎゃああああああああああ!!し…死んじゃう…死んじゃうから!!」
「お前今ギャグ小説だから死なないって言ったじゃねえか…大丈夫苦しいだけで死にはしねえだろ」
「そっちのほうがやだ!」
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