632人が本棚に入れています
本棚に追加
/324ページ
「あぁ~、安心したらお腹すいちゃった。私、限界だったのよね。お預けされてて。さぁ~今から食べるぞぉ♪」
「・・・」
肩から力が抜けて、ダランと下がる腕 ……
「金沢さん?何してんの?早く行くよ?」
「ははは……」
無邪気に笑う泉さんに乾いた笑いが出る。
はぁ~……食い気に負けたか……。
まぁいいさ。彼女が笑っていられるなら。
もう自分の気持ちを自覚した。
どれだけ言い訳を並べても無駄だったんだ。彼女の魅力を知れば知るほど欲しくなる。
昨日今日でよくわかった。
彼女の隣にいるのも、笑顔を守るのも俺だけでいい。他の奴に奪われたくない。
俺は、泉さんが好きだ
呑気にしてるのも今だけだぜ。
明日からは攻めまくって絶対俺のモノにしてやる
覚悟しろっ!
最初のコメントを投稿しよう!