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風呂から出るとコンビニ弁当をもってリビングに行った。
ん?いないのか?
電気は点いているけど物音はせず、姿も見えない。
チッ!
まずは会話だ。と意気込んで来ただけについ舌打ちをしてしまった。
ん?
ふと和室に眼を向けた。
「「・・・」」
口をへの字に、眼を満丸くしてる泉さんがコタツにいた。
あ"ぁ~…………トコトンツイテナイ
何故そこで寝転がってたのっ?!
「は、ははっ……」はぁ~
無意識に渇いた笑いが溢れた
彼女の視線を感じて手にしてる弁当を揚げて見せた。
「あ~………弁当、温めたいからレンジ、使ってもいいか?」
コクリと頷き指を指した先はレンジ
「ははっ……ありがとう」
情けなくて泣きそうだ
頑張ろうと思った矢先のコノ失態。全てが裏目に出てしまう
ナンであそこで舌打ちしたかなぁ
弁当を口実に彼女と話が出来れば。なんて考えてたのに、また怖がらせてどーすんだよ
はぁ~…………もぅ今日は諦めよう……
温め終わった弁当を持って泉さんに声をかけた時、信じられない事が。
「ありがとう。部屋で食べるよ、おやすみ」
「部屋で?ここで食べないの?」
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