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「杉山くんも一緒に来てくれたの。でね、色々聞いちゃった♪」
思わず両手で頭を抱え仰け反った
「があぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
何故ヤツを連れてった河合課長ッ。
そしてナンでソレを話すんだよっ杉山!色々って何っ!
ここにいる間は"オカン"を封印して早く出る予定なのにっ。
「アハハハハハっ!やぁねぇ、秘密だったのぉ?良い事じゃない」
笑われた事に、ジトリと眼を向けると、慌てて掌を口元に苦笑いした。
「──っと。気にしてたの?ごめんなさいね。
代わりに何でも答えるから遠慮しないで聞いて」
実は聞きたいことが色々あった
「いいんですか?じゃあ遠慮無く。
ぁ~……馨さんは女性が好きなんですよね?ナンでオネェ言葉?ネタ?」
俺の問いが予想と違ったのか、一瞬見開いた眼を細めクスリッと微笑んだ。
別に同性愛に偏見があるわけじゃない。
ただ昨日泉さんから、可愛らしい女性が好みだと聞いたがちゃんと本人に確認したかった。
恋愛対象が女性なのか。
本当にそうなら何故オネェ言葉を使ってるのか興味があった
オネェなら。って女の警戒心を無くして近づいて。おいしくイタダイテマス。
なんて面倒臭い事、このイケメン王子には必要ないんだから。
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