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「何してるのかなぁ~って。興味津々でじっとり見詰めちゃってごめんなさい。の『ごめんなさい』です。
それに怒ってないし、嫌じゃないですよ。そんな風に見えたんですか?なんでかなぁ~……
・・・後なんだっけ?あ、そうそう。
金沢さんおバカな子、キライでしょ?だからヘラヘラしないように気を付けてたんだけど……そっか、そうすると無表情になるのか。難しいなぁ~……」
しかめ面をして頬っぺたを拳でグリグリし始めた。
・・・あ~…………つまり、なんだ。
「俺の気にし過ぎ・・・って事?」
「へ?あ、そうです、そうです。金沢さんって、気にしぃなんですね。いつもココに皺、作ってそんな事考えてたんですかぁ。私、全く気にしてなかった」
ソレは俺の真似か?
自分の眉間に指を指しブスッとした顔。
その呑気に話す泉さんに力が抜けてその場にへたり込んだ。
「へ?大丈夫?……ギャッ?!」
屈んで差し出した腕を掴むと驚いたのか、変な声を出した。
女の子なんだからもっと可愛い声を出せばいいのに……
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