【其の6】オカンの気持ちは・・・

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「何してるのかなぁ~って。興味津々でじっとり見詰めちゃってごめんなさい。の『ごめんなさい』です。 それに怒ってないし、嫌じゃないですよ。そんな風に見えたんですか?なんでかなぁ~…… ・・・後なんだっけ?あ、そうそう。 金沢さんおバカな子、キライでしょ?だからヘラヘラしないように気を付けてたんだけど……そっか、そうすると無表情になるのか。難しいなぁ~……」 しかめ面をして頬っぺたを拳でグリグリし始めた。 ・・・あ~…………つまり、なんだ。 「俺の気にし過ぎ・・・って事?」 「へ?あ、そうです、そうです。金沢さんって、気にしぃなんですね。いつもココに皺、作ってそんな事考えてたんですかぁ。私、全く気にしてなかった」 ソレは俺の真似か? 自分の眉間に指を指しブスッとした顔。 その呑気に話す泉さんに力が抜けてその場にへたり込んだ。 「へ?大丈夫?……ギャッ?!」 屈んで差し出した腕を掴むと驚いたのか、変な声を出した。 女の子なんだからもっと可愛い声を出せばいいのに……
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