プロローグ

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エル「じゃあ早速、神である僕の指令だ。腕立て伏せ1000回やること。1000回やったら帰っていいよ」 頬杖をついて玉座に座るエルは、ニヤリと怪しく笑って信者達にそう告げる。 信者達「はい!エル様!」 一斉にそう叫ぶと、全員腕立て伏せを始めた。 エルから与えられる指令を信者達は必ずやっていた。 普通はテレパシーを使って指令を与えるが、今日のように集まる集会の日では直接言って指令を与える。 だが与える指令はほとんどが犯罪行為だった。 エルは悪戯好きであり、自身が思い付く面白いと思うことを神からの指令として信者にやらせ、たとえ犯罪行為でもやらせて、それを見て楽しむという天使とは思えない心を持つ天使だった。 こうしてエルは洗脳した信者に様々な指令を与えて楽しむのだった。
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