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「悪魔の声を、きいたことがあるんだ」
ルイスが僕に言った。
「きいたのは最近のことなんだけど」
「もしかして信じてもらえないかもしれないし…」
信じるよ。話してごらん。
「えっとね、『もうすぐ女の子の兄弟に殺されるでしょう』って言ったんだ」
「女の子の兄弟ってクリステンのことだよね?」
深い緑色の目はとても怯えている。可哀想に。
「ねえ?クリステンはどこ?」
「僕ほんとに殺されちゃうのかな」
「ここに僕が居ることは内緒にしてね?」
ああわかった。内緒にしておくよ・・・。
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